札幌・ススキノの雑居ビル火災で、放火した疑いのある男(41)=意識不明の重体=が今月上旬、火元となった店舗の20代女性従業員と別れ話になって暴れ、北海道警から注意を受けていたことが28日、道警への取材で分かった。男は当時、SNSで自殺をほのめかす投稿をしていたといい、道警は交際のもつれが事件に発展した可能性があるとみている。
店舗からガソリンの成分が検出されたことも札幌市消防局への取材で判明。道警は男がガソリンのような液体をバケツで持ち込み、火をつけた疑いがあるとみている。
道警によると、女性は7日に同市中央区の薄野交番を訪れ「彼氏と別れ話でもめ(相手が)暴れた」と相談した。