セブン&アイ・ホールディングスは28日、傘下でスーパー事業のイトーヨーカ堂などを統括する中間持ち株会社の株式売却に向けた1次入札を締め切った。住友商事や複数の米投資ファンドが参加し、争奪戦が幕を開けた。セブン&アイはカナダのコンビニ大手から買収提案を受けており、防衛に向け、祖業ながら業績不振のスーパー事業などを速やかに分離できるかどうか注目される。
関係者によると、入札に参加したのは首都圏でスーパーのサミットを展開する住友商事や、セブン&アイから百貨店のそごう・西武を買収した米ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ。米ベインキャピタルと、米コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)なども加わった。