福岡市動物園は30日、ミャンマーから譲渡されて7月に来日したアジアゾウ3頭の一般公開を始めた。園には2017年からゾウがおらず、見学に訪れた人々は「初めて見た」「大きい」と歓声を上げた。
動物園はこの日、ゾウの名前も発表した。14歳の雄は「あお」とし、親子でいずれも雌のうち、22歳の母親は「ゆずは」、3歳は「わかば」と名付けた。
3頭は来日後、園の環境で4カ月ほど慣らしていた。
福岡市はミャンマーのヤンゴン市と姉妹都市で、交流の一環として受け入れた。同国では21年にクーデターが起きたため、ゾウ譲渡の手続きは当初想定より遅れた。