陸上自衛隊は30日、名古屋市中区丸の内2丁目の工事現場で10月に見つかった不発弾を処理した。午前10時ごろに始め、約2時間かけて起爆装置の信管を取り除き、回収。作業に伴い、付近の道路を通行止め、現場から半径約200メートル以内の住民ら約1900人を避難の対象としたが、いずれも解除した。
不発弾は10月17日に見つかった米国製の焼夷弾で、全長約1.2メートル、重さ約250キロ。陸自によると、太平洋戦争中に投下されたものという。現場は愛知県庁の南西約750メートルで、名古屋城や官庁街から近く、ビルやマンションが立ち並ぶ一角。