【ワシントン共同】バイデン米大統領は1日の声明で、薬物依存を申告せず不法に銃を購入した罪や脱税罪などに問われた次男ハンター氏を巡り「恩赦に署名した」と発表した。司法判断を尊重するとの従来の立場を変えた。いずれの罪も今月中に量刑が言い渡される予定だった。
バイデン氏はハンター氏が大統領の息子として「明らかに異なる扱いを受けていた」と指摘。政治的圧力が司法手続きに影響を与えて「誤審」につながったため、この決断を下したと説明した。
起訴状によると、2018年10月に東部デラウェア州で拳銃を購入した際、自身の薬物依存を申告せず、同月12~23日ごろ、銃を違法に所持するなどした。