大手百貨店3社が2日発表した11月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月を上回った。11月中旬から気温が下がり、高価格帯のジャケットやコートなど秋冬物の衣料品販売が好調だった。
高島屋は前年同月比8.0%増、大丸松坂屋百貨店が7.6%増、三越伊勢丹ホールディングスが6.8%増だった。10月の記録的な暑さで、秋冬物消費の本格化が11月にずれ込んだことも影響した。
免税品売上高は、大丸松坂屋は31.9%増、三越伊勢丹が30.2%増、高島屋が29.9%増となった。高級ブランドのかばんや財布、宝飾品などが好調だった。