【台北共同】就任後初の外遊で米ハワイに立ち寄った台湾の頼清徳総統は現地時間1日、シンクタンクで非公開の座談会に臨み、台湾の最大の課題は中国の脅威だと述べ、防衛力強化への決意を強調した。ペロシ元米下院議長とも同日電話した。中央通信社が総統府報道官の説明として伝えた。
報道官によると、頼氏は座談会で、在任中は「国家(台湾)の生存、発展の維持」に対し使命を負っていると表明。防衛装備を自前で調達する「国防自主」と、外国からの装備購入で「国防力の強化」を進めると訴えた。
頼氏は、台湾は半導体産業などのサプライチェーンに貢献しており、米台の協力関係が産業の強化につながっていると主張した。