【北京共同】ロイター通信によると、リトアニア外務省は11月29日、同国の法律に違反したなどとして中国代表事務所の職員3人を国外追放処分にすると発表した。中国外務省は12月2日、報道官談話で「強烈な非難と断固たる反対」を表明し、対抗措置を講じる可能性を示した。
リトアニア外務省は追放理由として国内法のほか外交関係に関するウィーン条約違反を挙げたが詳細は不明。リトアニアでは台湾が2021年に欧州で初めて「台湾」の名称を用いた代表処(代表部に相当)を設け、反発した中国がリトアニアとの外交関係を格下げし関係が悪化している。