石破茂首相は2日の衆院代表質問で、トランプ次期米大統領との会談が実現した場合「率直に議論し、日米同盟をさらなる高みに引き上げたい」と述べた。会談のめどについては「具体的に決まっているものはない」と明かした。立憲民主党の野田佳彦代表が、トランプ氏の関税強化策やロシアのウクライナ侵攻など「世界の平和、安定のために言うべきことがある」と早期会談を求めたのに対し答弁した。
首相は、日米安全保障体制によって米国も戦略上の大きな利益を得ていると強調。「両国の国益を相乗的に高め合うことが、自由で開かれたインド太平洋の実現に資する」と主張した。