従来型の健康保険証の新規発行が停止された2日、「マイナ保険証」への一本化に抗議する集会が各地で開かれた。参加者は「マイナ保険証を押し付けるな」と不満や怒りを訴えた。
東京・霞が関の厚労省周辺では、市民団体のメンバーら十数人が「保険証を残せ!」と記した横断幕を掲げた。入月孝広さん(72)はマイナンバーカードの申請や取得は任意なのに対し「なぜ保険証は一本化されるのか」と憤った。
鹿児島市の繁華街・天文館では市民ら約10人が、従来型の保険証も当面利用できると紹介するチラシを配った。
福岡市のJR博多駅前には歯科医ら約20人が集まり、「保険証をなくさないで!」と記したプラカードを掲げた。