国土交通省は、国内の港を結ぶ貨物船や旅客船が排出する温室効果ガスの削減目標を見直し、2040年度に13年度比36%減とする。現行は30年度に同17%減。実現に向け、バイオ燃料の普及に力を入れる。政府全体の目標を定めた「地球温暖化対策計画」の改定作業が進んでおり、反映させる。関係者が5日明らかにした。
国内の貨物船や旅客船は約5千隻。温室効果ガスの排出量は日本全体の1%程度で、13年度は1083万トンだった。現在は30年度に902万トンまで減らすとしており、新たな目標では40年度に696万トンとする。