【台北共同】台湾の国家安全当局者は5日までに、ロシア海軍の艦隊が今月、台湾東部の接続水域に近い海域を航行し、中国の軍艦と連携訓練を行ったと明らかにした。頼清徳総統の外遊に反発する中国が、ロシアと共に台湾に圧力をかけた可能性がある。当局者は、頼氏の外遊終了後に中国が台湾周辺で軍事演習を実施する可能性にも言及した。
当局者によると、軍艦4隻で構成するロシア海軍艦隊が今月初め、台湾東部の接続水域の外側を沿うような形で航行し、その途中で中国軍の艦船と通信などの訓練を実施。当局者は、中国がロシアと連携し意図的に「緊張」をつくりだしたと指摘した。
頼氏は太平洋の島国を歴訪している。