【バンコク共同】内戦状態が続くミャンマーで北東部を支配する少数民族武装組織「ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)」が支配地域で公開裁判を開き、殺人などの罪を犯したとして6人を処刑した。MNDAAが裁判映像を公開し、米政府系のラジオ自由アジア(RFA)が6日、処刑を確認したと伝えた。
4月にも公開裁判を開き、3人を即日処刑した。MNDAAは2021年2月の国軍によるクーデター以降の戦闘で軍事政権に対抗する少数民族勢力の一つで、北東部シャン州で支配地域を拡大。公開裁判の実施で、独自の統治を確立している状況を示す狙いがあるとみられる。