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体操・宮田笙子選手は処分せず 飲酒、喫煙問題で「厳重注意」

共同通信 2024年12月7日 19時44分

 日本体操協会は7日、パリ五輪体操女子代表だった当時19歳の宮田笙子選手(20)=順天堂大=が飲酒と喫煙の発覚で出場を辞退した問題で、第三者機関による調査報告書を受けて「会長による厳重注意」とした。「既に本人自ら五輪出場を辞退し、大きな代償を払い、十分反省している」との理由で、日本協会の倫理規定に基づく処分は行わない。

 報告書は同選手が親しい関係者にも飲酒、喫煙の事実を知られないように注意を払っていたと指摘。一方で、常習性は確認できなかったとした。

 法令や倫理規定、日本代表選手・役員の行動規範に抵触したものの、藤田直志会長は「社会的制裁を受けている。結論として選手本人に(再起の)機会を与え、今後新たな気持ちで目標に向かって進んでいく姿勢が再発防止にもつながると考えた」とオンライン会見で説明。違反行為と罰則の明確化など対策を講じる方針も示した。

 協会によると、宮田選手はモナコでの合宿中に内部通報で喫煙の疑義が生じ、五輪開幕前の7月中旬に緊急帰国。聞き取り調査に飲酒と喫煙を1度行ったと認めた。

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