自民党の仁木博文厚生労働副大臣(衆院徳島1区)が代表の資金管理団体「仁木博文後援会」が、2023年に志公会(麻生派)から受けた寄付100万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが9日、分かった。
仁木氏は同日、国会内で取材に応じ「秘書が代わり、振込先口座に関する申し送りができていなかった。事務的なミスで見落とした。私に責任があり、申し訳ない」と釈明した。9日付で収支報告書の訂正を届け出た。
派閥から支出された寄付金の不記載は旧安倍派と旧岸田派、旧茂木派の各議員の政治団体でも判明。派閥裏金事件で関係者が複数立件されてもなお、ずさんな記載が続いていることが浮き彫りとなった。