大阪地検特捜部が捜査した業務上横領事件で無罪が確定した不動産会社プレサンスコーポレーション(大阪市)の山岸忍元社長(61)が国家賠償を求めた訴訟で、特捜部検事が取り調べた際の録音・録画データが20日に大阪地裁で開かれる弁論で再生されることが9日、分かった。山岸氏の弁護団が明らかにした。訴訟は20日に結審する見通し。
弁護団によると、当時特捜部に所属していた田渕大輔検事(52)が山岸氏の元部下を取り調べた際に「ふざけんな」「検察なめんなよ」などと罵倒し、机をたたく様子が収められている。再生されるのは約20分間分の予定。