【ダラス(米テキサス州)共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(30)が9日、オンライン取材に応じ、来年3月に東京で開催されるカブスとの開幕シリーズでの投打「二刀流」復活に向けた意欲を改めて口にした。ワールドシリーズでのプレー中に脱臼した左肩の手術を11月に受けたが「なるべく早い復帰に焦点を当てたいし、開幕が一番早いところ。自分としては最短を目指していきたい」と語った。
まだバットは振れていないが、キャッチボールは再開して球速70マイル(約113キロ)を計測したという。ただ、テキサス州ダラスで行われたウインターミーティングに出席したロバーツ監督は、開幕時期の投手としての出場には慎重な姿勢を崩さなかった。
昨秋に右肘手術を受け、今季は投手のリハビリを行いながら打者に専念。大リーグ史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成し、2年連続の本塁打王や初の打点王に輝いた。ワールドシリーズも制覇した今年を示す漢字として大谷は「一」を選び「優勝の一番ということと、移籍1年目だったということ」と笑った。