中国電力は12日、島根原発2号機(松江市、82万キロワット)で、原子炉の水位を確認する複数の水位計のうち、重大事故の際に使用する水位計に一時異常が発生したと発表したが、その後異常はなかったと明らかにした。水位計のデータは異常を示すものではなかったが、運転員が解釈を誤ったという。2号機は7日に再稼働している。
水位計の値は上限を超えていたが正常な反応で、原子炉も停止していない。同社担当者は「機器についての認識が不十分だった」と話した。
中国電が異常を報告したため、島根県や鳥取県は12日午後、安全協定に基づき原発構内に立ち入り調査を実施した。