千葉県成田市の成田山新勝寺で13日、新年に備えて1年間の汚れを落とす、師走恒例のすす払いが行われた。江戸時代から続くとされる行事。黒衣をまとった僧侶や作務衣姿の職員ら計約40人が、仏像や本堂を清めた。
夜明け前の午前5時20分ごろから、はけで本尊の不動明王像の表面をなでるように払い、仏具を布で磨いた。長さ約8メートルのササ竹を左右に振り、本堂の欄間や軒下のほこりを落とした。
参加した僧侶の清水照住本堂課長(55)は「参拝者に素晴らしい新年を迎えてもらえれば、と思う」と話した。
2025年の正月三が日、新型コロナ感染拡大前と同程度の約300万人が初詣に訪れると見込まれている。