【ワシントン共同】第1次トランプ米政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官を務めたロバート・オブライエン氏は12日、トランプ次期大統領が、台湾有事の対応をあらかじめ明確にしない歴代米政権の「曖昧戦略」を維持するだろうと語った。国務長官候補に指名されたルビオ上院議員ら政権幹部に対中強硬派が選ばれており、台湾にとっては「心強い」と指摘した。ワシントンでのシンクタンクのイベントで語った。
オブライエン氏は「トランプ氏は自ら多くの曖昧さを生み出し、効果的に利用する」と説明。「力による平和」を掲げるトランプ氏への対応で「中国は後手に回る」と予測した。