日航の男性機長2人からアルコールが検出され国際線の出発が遅れた問題について、中野洋昌国土交通相は13日の閣議後記者会見で「5月に飲酒問題で厳重注意し再発防止を求めた中で、このような事案が発生し遺憾だ。厳正に対応する」と述べた。
機長2人は、1日のオーストラリア・メルボルン発成田行き便に乗務予定だったが、呼気検査で基準を上回るアルコールが検出された。前日に社内の制限を上回る飲酒をしたとみられる。
日航では飲酒を巡る不祥事が相次ぎ、2018年と19年に航空法に基づく事業改善命令が出た。今年5月には米国で機長が飲酒トラブルを起こしたとして欠航し、国交省から厳重注意を受けた。