囲碁の仲邑菫三段(15)は13日、韓国・ソウルで打たれた第29回女流国手戦決勝3番勝負の第2局で金彩瑛九段(28)に敗れ、対戦成績0勝2敗で、3月の韓国棋院移籍後、初の主要女性タイトル獲得を逃した。
日本棋院によると、第2局は金九段の白番中押し勝ち。仲邑三段は終盤、攻勢に立ったが、金九段に大石をしのがれ、投了に追い込まれた。
対戦相手の金九段は、女性の国際大会でも優勝している強豪。韓国のランキングでは仲邑三段が女性6位に対し、金九段は同4位だった。
仲邑三段は昨年、日本で女流棋聖を奪取。最年少の13歳11カ月でタイトルを獲得した。今年、囲碁強国の韓国に移籍した。