冬の夜空を彩る「ふたご座流星群」が13日夜から14日明け方にかけて出現のピークを迎え、各地で天文ファンらが見入った。今年は満月が近く、一晩中月明かりで暗い流星が見にくい悪条件だったが、時折現れる光の筋に歓声が上がった。
快晴だった北海道別海町では、ラムサール条約登録湿地・風蓮湖の凍った湖面に流れ星が反射する様子が見られた。宮崎市の「堀切峠」でも訪れた人が流星を楽しんだ。
国立天文台によると、流星群は、彗星がまき散らした直径1ミリから数センチのちりが地球の大気に飛び込み、高温になって気化する際に光を放つ現象。地球が彗星の軌道にさしかかる際に流星群となって降り注ぐ。