NTTデータ関西(大阪市)は、中小企業向けに製品の生産過程でどれだけの二酸化炭素(CO2)を排出しているか算出し、可視化するシステムの提供を始めた。環境意識が高い欧州連合(EU)の取引先から排出量のデータを求められる企業の要望に対応した。
NTTデータ関西が、既に提供している生産管理システム「BIZXIM(ビズエクシム)」の追加機能として開発した。原材料の調達時点から、生産、廃棄・リサイクルまでの排出量を算出する。製造時だけでなく輸送時などの間接的な排出量も計算できるという。
担当者は「効果的なCO2削減につながる」と話している。