自民党は14日までに、山梨県の長崎幸太郎知事が自身の資金管理団体の政治資金収支報告書に旧二階派からの寄付金1182万円を記載していなかった問題を巡り、長崎氏を処分しないと決定した。11日付。長崎氏が党県連の役職を辞任した点などを考慮し、森山裕党幹事長が判断したという。県連が明らかにした。
県連によると、県連会長の森屋宏前官房副長官が14日の県連会合で経緯を説明した。長崎氏を巡っては、党本部が県連から報告を受け、対応を検討していた。
元衆院議員の長崎氏は2019年の知事初当選後も旧二階派に在籍。派閥裏金事件では、旧二階派の元会計責任者が有罪判決を受けた。