オレンジとレモンを掛け合わせてできたとされる「マイヤーレモン」の収穫が、神奈川県小田原市で始まった。まろやかな果汁をたっぷり含んでいるのが特徴。加工してマーマレードやスイーツに使われるだけでなく、搾ってサワーや和食にも合うという。
マイヤーレモンは、香りが強くなく、果汁が多いことから「レモンもどき」と呼ばれることもあった。最近では、この特徴が和食に向いていると料理人の間で評価され、焼き魚やカキなどに添えられるようになった。小田原市久野の農業石綿敏久さん(73)は「絞った果汁にしょうゆを垂らせば自分好みのポン酢ができる。試してみて」と話す。