【北京共同】日中両国の音楽家が共演するコンサートが15日、北京の在中国日本大使館で開かれ、在留邦人や中国人ら計約80人が演奏に聞き入った。金杉憲治駐中国大使が「将来にわたり日中間の交流がより深化し、多くの新しい出会いがもたらされるよう願う」とあいさつした。
日中両政府は、今月下旬の岩屋毅外相の訪中を調整しており、滞在中に閣僚級の「日中ハイレベル人的・文化交流対話」(人文対話)の開催を検討している。日本政府は文化交流を通じ、両国関係の安定化につなげたい考えだ。
コンサートでは、ピアニスト瀬田裕子さんやホルン奏者宮谷建志さんらが両国の代表的な楽曲やクラシックで聴衆を魅了していた。