国税庁は16日、スマートフォンを使った確定申告で、来年から条件を満たせばマイナンバーカードの読み取りをしなくても申告が可能になると発表した。「マイナポータル」アプリでスマホ用電子証明書の利用登録をしたアンドロイド端末が対象。アイフォーン端末は2026年からの対応を予定する。
また、来年から申告書などの控えに「収受日付印」の押印を廃止する。
確定申告の受け付けは所得税が来年2月17日、個人事業者の消費税が1月6日、贈与税は2月3日から始まる。国税庁は電子申告・納税システム(e―Tax)の活用を呼びかけており、昨年分での利用割合は69%だった。