【北京共同】中国商務省は16日、米国が中国から輸入する太陽光発電設備用の基幹部品に対する関税引き上げを発表したことを受け「断固として自国の権利と利益を守る」との報道官談話を発表した。「必要な措置を取る」として対抗措置の発動を示唆した。
米通商代表部(USTR)は11日、相手国の不公正貿易に対する一方的な制裁を認めた通商法301条に基づいて、中国製のウエハーやポリシリコン、タングステン製品の関税を来年1月から引き上げると発表した。
中国商務省は「関税措置は米国の貿易赤字を解決しないだけでなく、インフレを助長して自国消費者の利益を損なう」と批判した。