【ソウル共同】韓国当局が「非常戒厳」を巡る内乱容疑などで捜査している尹錫悦大統領が弁護団の結成準備を進め、尹政権で閣僚級ポストを複数務めた金洪一氏が弁護団長になることが17日までに決まった。韓国メディアによると、金氏は尹氏の検事時代の先輩。近く弁護団が今後の方針を表明する。尹氏は戒厳令について「統治行為だ」と主張しており、本格化する捜査や弾劾審判に全面対決する構えだ。
聯合ニュースは、検察が16日に行った尹氏に対する2度目の出頭要請で、21日までに出頭するよう求めたと報じた。
金氏は尹政権で、汚職予防などに当たる「国民権益委員会」の委員長を務めた。