東京地検特捜部に2021年に詐欺罪などで逮捕、起訴された太陽光発電関連会社「テクノシステム」社長の生田尚之被告(50)の取り調べについて、最高検が一部を不適正と認定していたことが17日、関係者への取材で分かった。検察は当時の担当検事を指導したという。
特捜部は21年5月、金融機関から融資金を詐取したとする詐欺容疑で被告を逮捕。特別背任容疑などで再逮捕し、起訴した。
被告は取り調べで担当検事から「検察庁を敵視するってことは反社(反社会的勢力)や」などと言われ、黙秘権や人格権を侵害されたとして、国に1100万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。