【ナイロビ共同】アフリカのコンゴ(旧ザイール)南西部で広がったインフルエンザに似た原因不明の病気について、コンゴ保健当局は17日、調査の結果、重度のマラリアと判明したと発表した。ロイター通信が報じた。世界保健機関(WHO)から提供された抗マラリア薬を配布し、拡大抑止を急いでいる。
WHOなどによると、高熱やせきを特徴とする病気が広がったクワンゴ州パンジ一帯はマラリアの流行地域。約600人の患者が発生し、9日時点で疑い例を含む70人以上の死亡が確認された。地元保健当局は、住民の栄養状態が悪く、呼吸器疾患を伴う重度のマラリアに対して脆弱になっていたと分析した。