【シドニー共同】南太平洋バヌアツ沖で17日起きた地震による死者は14人に上った。負傷者は200人。国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)幹部が18日、バヌアツ政府からの報告として明らかにした。倒壊した建物に閉じ込められた人たちを救出する作業が夜を徹して行われた。
オーストラリアやニュージーランド、フランスが救助隊の派遣を準備しているが、空港や港も損傷しており、受け入れが難航する恐れがある。
現地からの報道によると、サルワイ首相は17日に記者会見し、被害の激しい地域に非常事態宣言と夜間外出禁止令を出すと発表した。緊急の国際支援も求めた。