日本証券業協会は18日、国債の先物取引で相場操縦したとして、野村証券に過怠金3千万円の処分を科したと発表した。経営陣主導でトレーダーに対して意識改革を徹底し、再発防止策の実施状況などを書面で報告することも勧告した。
野村証券は「厳粛に受け止め、多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを心よりおわび申し上げます」とのコメントを出し、再発防止と信頼回復に努めるとした。
2021年にトレーダーが先物取引で注文と取り消しを繰り返して価格を不正に変動させた。日本取引所グループ(JPX)傘下の大阪取引所も16日、野村証券に過怠金6千万円の処分を科した。