【北京共同】中国税関総署が18日に発表した北朝鮮との貿易統計によると、両国の今年の貿易総額は前年割れの水準となった。11月までの金額を比べると、2023年の約20億4900万ドル(約3140億円)に対し、24年は19億3千万ドルで約6%減。12月も貨物の往来の急増など中朝貿易の追い風となるような好材料は確認されていない。
北朝鮮のロシアへの傾倒が、中朝間の経済にも影響しているとの見方がある。ただロ朝間の貿易統計は公開されておらず不透明な部分が多い。
北朝鮮にとって中国は最大の貿易相手国。24年は中国からの毎月の輸入額が前年よりほぼ一貫して少なく、貿易額を引き下げる要因となった。