和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社のご神体「那智の滝」と青岸渡寺の「三重塔」で19日、大みそか恒例のライトアップに備え、試験点灯が行われた。
日没後、那智の滝前に6基、三重塔前に3基設置されている水銀灯がともされると、滝が青白く神秘的な姿で浮かび上がった。三重塔は今年、世界遺産登録20年を記念した塗り替え工事をほぼ終え、朱色の鮮やかな姿を現した。
本番の31日は日没時から元日の夜明けまで点灯し、初詣客を迎える。熊野那智大社では27日に滝の上にかかるしめ縄を張り替え、迎春準備を整える。