厚生労働省は19日、マイナンバーカードに健康保険証機能を持たせた「マイナ保険証」の利用登録の解除件数が、11月末までの約1カ月間で1万3147件だったと明らかにした。情報のひも付け誤りが相次ぐなど制度への不信感が背景にあるとみられる。解除後は保険証代わりとなる「資格確認書」を使うか、既存の保険証も最長で来年12月1日まで使用できる。
マイナ保険証は医療機関に設置しているカードリーダーなどで登録手続きをすることで利用可能となる。登録は11月末時点で約7874万件に上る。いったん登録しても解除できる仕組みは、10月28日から導入されていた。