江藤拓農相は20日の閣議後記者会見で、総務省が発表した11月の消費者物価指数でコメ類が前年同月比63.6%の高い伸びとなったことについて「値段が高くてもいいという立場にはない。新米以降の集荷競争は過熱気味だ」と話した。
2024年産米は夏の品薄などを受けて、新米出回りから店頭価格が上昇した。背景に卸売業者や集荷業者の買い付け競争で業者間取引価格が上がっていることが指摘されている。
江藤氏は価格は需要と供給に応じて市場で決まるのが原則とした上で、農林水産省は国民に食料を届ける責任を負うとして「その点は考えなければならない」と述べた。