大相撲の大関豊昇龍が24日、東京都台東区の立浪部屋で十両木竜皇と17番取り、初の綱とり挑戦となる初場所(来年1月12日初日・両国国技館)へ本格始動した。「綱とりとかは考えずに、自分の相撲を取りたい。なるべく自分らしくいたい」と平常心を強調した。
突っ張りなどで体の動きを確認し、14勝だった。21日までの冬巡業の疲れが残るものの、早速相撲を取ったことについて「気力を見せようと思って」と説明。出稽古には年明けから赴く予定だ。
九州場所は大関琴桜との千秋楽相星決戦で敗れ、2度目の優勝を逃した。悔しさを晴らしたい新春の土俵で、ライバルとともに綱とりに挑む。