東京・歌舞伎町のカラオケ店で8月、中学1年の女子生徒に性的暴行を加えたとして、不同意性交罪に問われた元衆院議員の椎木保被告(58)の公判が24日、東京地裁であった。検察側は「保護すべき立場にありながら性的搾取を行った悪質な犯行」として懲役5年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求め結審した。判決は来年2月3日。
椎木被告は被告人質問で、歌舞伎町の路上にいた家出中の生徒に声をかけた理由を「放っておけず、話を聞いてあげたかった」と説明。裁判官から、家出中なら性行為ができると考えたのではないかと問われ「弱みにつけ込んだ部分もあったと思う」と述べた。