調査会社インテージ(東京)が25日発表した年末年始の予算に関する調査によると、物価高などで減らす予定の支出は「年賀状」が10.8%でトップだった。担当者は、郵便料金引き上げに伴い通常の年賀はがきが63円から85円に上がったことに加え、近年注目される“年賀状じまい”が背景にあると分析している。
11月29日~12月2日に15~79歳の全国のモニター5千人に物価高や円安への意識に関連して複数回答で聞いた。
2位は「福袋・初売りなどの買い物」(6.4%)、3位は「外食」(5.0%)。「特にない」は63.2%、「分からない」が11.7%だった。帰省や旅行なども含め10項目以上から選んでもらった。
2024年の正月の年賀状を送り、喪中ではない人(2731人)に25年の年賀状の予定枚数を尋ねたところ、「同じくらい」(36.8%)が最多だったが、「減らす」は31.6%、「送らない」が13.6%に上った。このうち「送らない」と「減らす」を合わせた割合が最も高かったのは60~79歳女性の54.8%だった。