石破茂首相は25日、経団連の審議員会に出席し、2025年春闘について「日本経済をけん引するため、高い水準の賃上げと、価格転嫁に引き続き尽力いただきたい」と述べ、経済界に協力を求めた。賃上げと国内投資が伸びている現状を踏まえ「この好機を生かし、デフレからの脱却を確かなものにしたい」と訴えた。
経団連の十倉雅和会長は冒頭のあいさつで、来年の賃上げに関し「23、24年と続いた賃金引き上げの流れを定着させる年にしたい」と強調した。
審議員会は経団連会長の諮問機関で、議長はJR東日本の冨田哲郎相談役が務めている。