一斉に光るカメラのフラッシュを浴びながら、最後となる証人尋問の場に姿を現した。兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)が25日開かれ、出席した斎藤元彦知事。出直し選で勝利した自信もあってか、疑惑告発文書を巡る対応の正当性を譲らない強気の姿勢がにじんだ。一方、県職員に対しては「感謝の気持ちを持ちたい」と話す一幕もあった。
11月の知事選後初めての百条委出席で注目度は高く、30席の傍聴券を求めて約110人が列を作った。傍聴した神戸市長田区の30代女性は「再選されてパワハラなどの問題がなかったことになるのは納得がいかない。(百条委は)真実を明らかにしてほしい」と訴えた。