帝国データバンクは26日、2024年の食品値上げが1万2520品目になったとの調査結果を発表した。平均の値上げ率は前年の15%を上回る17%に達し、1品目ごとの価格引き上げが家計への重い打撃となった。原材料高に加え、物流費や人件費の上昇が響いた。
値上げ品目数は前年の3万2396品目から6割以上減った。消費者の節約志向を受け、企業が慎重にタイミングを見定めた上で大幅な値上げに打って出る傾向が見られた。
品目別ではパックご飯を含む「加工食品」が5757品目で最多だった。円安により輸入酒の値上げが目立った「酒類・飲料」が2652品目で続いた。「菓子」は1307品目だった。