政府の2025年度予算案の全容が26日判明した。一般会計の歳出(支出)総額は、当初予算ベースで過去最大となる115兆5415億円。歳入(収入)の柱の税収は78兆4400億円を見込む。収入の不足分を補うために、借金となる国債を発行。発行額は総額の約4分の1の規模となる。政府は27日に予算案を閣議決定する。
歳出のうち、社会保障関係費は38兆2778億円となった。少子高齢化に伴い、費用がかさんだ。社会保障以外の関係経費は、29兆9674億円だった。そのうち、防衛力強化に伴う経費は8兆4748億円を計上した。
その他、国債の返済費と利払い費を合わせた国債費は28兆2179億円とした。自治体に配る原資とするため、一般会計から特別会計に繰り入れる地方交付税交付金は19兆784億円となった。