横浜市教育委員会は26日、児童・生徒にわいせつな行為をしたとして2023年度中に当時の小学校校長と小中の教諭2人の計3人を懲戒免職にしていたと公表した。いずれも市教委が職員を大量動員して一般の傍聴を妨げた問題の対象事案で、3人とも有罪判決が確定している。
市教委は、わいせつ事案などで被害者のプライバシーを守れない恐れがある場合、処分の公表を翌年度に遅らせる例外措置を取っている。
傍聴妨害は19年度と23、24年度の性犯罪事件4件の公判計11回で実施され、市教委はこれまで詳しい処分内容を明らかにしていなかった。