日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞を記念し、日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める署名活動が26日、長崎市で行われ、参加した被爆者は「核は人類と共存できない。受賞をきっかけに署名で世界の平和につなげよう」と力強く訴えた。
被爆者2人を含む約20人が繁華街で署名を呼びかけると、通行人や観光客が応じ、高校生が被爆者に握手を求める姿もあった。被爆者で長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)の溝浦勝副会長(83)は「受賞で終わりではなく、これから日本が先頭に立って核のない世界をつくっていく必要がある」と強調した。