神戸市の市営地下鉄三宮駅で70代女性が包丁で刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された住所、職業不詳山本裕子容疑者(49)の精神状態を調べるため神戸地検が近く鑑定留置する方針を固めたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、容疑者は逮捕後の調べに応じず黙秘し続けており、地検は刑事責任能力の有無を慎重に調べる必要があると判断したとみられる。
逮捕容疑は18日午後0時25分ごろ、駅の改札口付近で女性を包丁で刺し殺害しようとした疑い。刺されたのは背中など2カ所で、1カ月の重傷。女性は容疑者を「知らない人」だと話している。