政府は27日、2025年度予算案を閣議決定した。警察庁は大阪・関西万博の警戒警備に20億円を計上した。情報収集や分析、水際対策を強化し、テロの未然防止を図る。強盗などの犯罪が深刻な闇バイト対策は17億円とし、犯罪収益の暗号資産(仮想通貨)などを分析する資機材の整備や、インターネットに投稿された闇バイト情報の削除を進める。
SNSでつながり、特殊詐欺などに関与する匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の取り締まりに5億円を充て、組織の弱体化や壊滅に向けた取り組みを強化する。
政府機関や民間企業を狙ったサイバー攻撃が相次ぐ中、サイバー犯罪対策には53億円を計上した。