【ロンドン共同】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は27日、ロシアの最新式中距離弾道ミサイル「オレシニク」に日本やドイツの技術が活用された可能性があると報じた。開発に関わったとされるロシアの企業や研究所が、日本の大手工作機械メーカーのノウハウを求めて技術者を採用していた。
FTによると、モスクワの工学研究所や軍需企業が「ファナック」(山梨県忍野村)やドイツ・シーメンスの数値制御(NC)装置の知見を採用条件にしていた。別の開発企業で撮影した動画には、ファナックの製品が映り込んでいたという。数値制御は兵器や機械部品の生産に必要な技術の一つだとされる。